国語が苦手科目でなくなる!?高校生におすすめの勉強方法
公開日:2023.12.19
最終更新日:2024.04.01
この記事は3429文字です。
約3分で読めたら読書速度1200文字/分。
国語はなんとなく苦手だし文章を読むのも億劫、ほかの教科の勉強もあるのにわざわざ勉強する気にならない…と思っていませんか?
実は国語はすべての教科に関わる必須科目です。
どうして国語が苦手になってしまうのか、その原因や勉強方法のポイントを紹介します。
目次
国語が苦手になるのはなぜ?主な原因3つ
国語を苦手に感じてしまうのはなぜでしょうか?
具体的な理由がわかれば対策につながります。
以下に紹介する主な原因の3つにあてあてはまるものがないか見てみましょう。
文字を追うだけで内容を理解していない
国語の問題を読むとき、なんとなく文字を追っているだけで読み終わっても内容がよくわからないということがありませんか?
国語の問題に出てくるような文章では、何が書かれているかを意識しながら読む必要があります。
また、読むことに苦手意識があると文字を追うことばかりに集中して、内容理解まで意識が回っていないかもしれません。
国語の問題を解くのに必要なのは『読解』のスキルです。
ただ問題を読むのではなく、文章を読みながら内容理解ができるよう読解のスキルを鍛えましょう。
- 読解問題よみとくん 6種の読解力問題に挑戦し、あなたの基礎的読解力を測ることのできる無料ツールです。
文章の流れをつかめていない
問題を解くにはまず文章に書かれている内容を理解しなければいけません。
また、同時にその内容を頭の中でイメージすることも必要です。
例えば物語文の登場人物の関係など、ただ文字を追って読むだけではその登場人物がどのような人なのかをイメージすることができず、ぼんやりとした認識になってしまいます。
そのまま読み進めても全体の文章の流れをつかむことができず、国語のように読解が必要な問題では正確な回答を導き出すことはできないのです。
正しい国語の学習方法を知らない
国語の問題を解くとき、普段読書するのと同じように読んでいませんか?
通常の『読書』と国語の問題を解く『読解』は異なるものです。
『読書』では読み手が自由に解釈し、時には感情移入をしながら読むなど主観的に捉えて読み進めることが醍醐味といえるでしょう。
それに対し国語の問題を解くには『読解』が必要です。読解では文章に書かれていることを「客観的」に読む必要があります。
国語の問題が解けるようになるポイント
国語は短期間に集中して勉強しただけで身につく教科ではありません。
ポイントを押さえながら長期的に取り組むために、できるだけ早く始めましょう!
文章の内容を正確に把握する
国語が苦手なのは読書が苦手だからだと思っていませんか?
『読書』と『読解』は違うものであることを認識していないと、問題を読むときにおおまかに内容を読んで全体を把握するような読み方をしてしまっているかもしれません。
そうした読み方では、細かい部分を自分の思い込みで読んでしまい、全体像については内容を理解できていないかもしれません。
国語の問題を解くのに必要なスキルは『読解』です。『読解』に必要なのは文章に書いてある内容です。
自己解釈をしてしまわないよう、文章に書かれている内容を意識して問題を解くようにしましょう。
段落や場面を意識して読む
国語の問題に必要な読解では、なんとなく読むのではなく、「何について、何を伝えたいのか」など常に考えながら読み進める必要があります。
また、問題に出てくる段落や場面にも意味があります。
段落や場面を意識せずに読むと、話題の転換に気づくことができずに全体の流れがわからなくなってしまうのです。
問題を読解する場合には段落や場面をしっかり意識して読み、必要があれば印をつけながら読み進めるのも良いでしょう。
知っている語彙を増やす
文章はしっかり読んだのに問題を解いてみると内容がよくわらない…ということがあれば、語彙が足りていないのかもしれません。
文章の中に知らない言葉が出てくれば、その内容を理解することも難しくなります。
語彙はさまざまなジャンルの本を読むなどして増やすことができますが、学習に必要な語彙は自分の学年に合ったものを習得することが重要です。
語彙を増やすためにはただ闇雲に読書するのではなく、必要な語彙を学べる教材を探して取り組みましょう。
『国語が苦手』は早い段階で克服するべき!
国語は苦手だからほかの教科をがんばろう…。
いえ、むしろ国語を克服することでほかの教科にも良い影響が期待できます。
受験期に近づくほど時間を割くのは難しくなります。
苦手だと感じているなら、今から早速取り組みましょう。
国語はすべての教科で必須科目!
すでに気づいている人も多いと思いますが、国語はすべての教科に関連する必須科目です。
国語の読解ができなければ、ほかの教科の問題でも何を問われているのか理解することができず、正解を導き出すことができません。
また、語彙が少なければ記述問題などで自分が伝えたい内容を表現することも難しくなります。
国語に必要なスキルを鍛えることで、ほかの教科の勉強にも良い影響が期待できるでしょう。
読書が苦手でも国語の問題は解けるようになる
『読書が得意=国語が得意』というものではありません。読書と読解は異なるものです。
必要な力が異なるため、例え読書が苦手だと思っていても、読解のスキルや国語の問題の処理能力を鍛えることで国語の問題を解けるようになる可能性は十分にあるのです。
国語が苦手だからと言って読書をしても、国語が得意になるわけではありません。
国語の問題を解くためのスキルは何か、自分に足りていないスキルは何かを明確にすることで、国語を得意科目に変えることもできるのです。
文章を読むスピードにも注目
試験や模試などで時間内に問題を解ききれずに終わってしまった…という経験はありませんか?
読解問題を解くスキルだけでなく、文章を読むスピードをあげることで問題を解く時間に余裕ができます。
その結果、国語だけでなくさまざまな教科の得点アップにつなげられる可能性もありますよ。
- 読書速度ハカルくん 読書速度を測ることのできる無料ツールです。
国語力を効率よく鍛える『新国語講座』
国語が苦手な原因がわかっても、具体的にどう勉強すればよいか悩む人も多いと思います。
日本速読解力協会の『新国語講座』はすべての教科で必須となる国語について、学年に合った語彙を効率よく学べる講座です。
ほかにも読解に必要な文法・論理力を鍛えるトレーニングができます。
新国語講座トレーニング
語彙コンテンツでは、テスト・入試でよく使われる語彙に絞り、Gakken各書籍より、小学生1200語、中学生1800語、高校生2000語、累計5000語の学習をします。
- 新国語講座 すべての教科で必須となる、語彙・文法・論理力を鍛える。
まとめ
読書が苦手=国語が苦手ではない!必要なスキルを鍛えてしっかり解けるようになろう!
- 国語が苦手だと感じる具体的な原因を確認しよう
- 『読書=読解』ではない!国語の読解スキルを鍛えよう!
- 国語はすべての教科で必須!読解スキルを身につけてほかの教科もレベルアップしよう!
国語は短期間で身につく教科ではありません。
自分の苦手箇所を確認し、できるだけ早期から取り組めるよう体制を整えましょう!